缶詰をもっと美味しく食べたいなぁ、と日夜考えている私。さらに美味しいだけじゃなくて、身体にもよかったらいいのになぁ、と思っていたら、こんな本を見つけました。今泉マユ子さんの『からだにおいしい缶詰レシピ』です。

からだにおいしい缶詰レシピ

■缶詰が身近になるレシピ
缶詰の味って独特です。濃厚だったり、しょっぱかったりして、そのまま食べるのが苦手という人がいるのもわかります。もとの食材とは見た目や食感が違うから、そのまま食べる以外、どうやって食べたらいいのかわからないという人がいるのもわかります。でも、この本があると、缶詰がぐっと身近になる。

混ぜるだけ。和えるだけ。かけるだけ。そんな料理が苦手な人でも大丈夫なレシピもたくさんあります。

個人的にとても気に入ったのが「かんたん麻婆豆腐」。缶詰試食レビュー「食べてみた」に書いたばかりの『とりそぼろとバジル』の缶詰に、豆腐と豆板醤入れて、レンチンするだけ。これで麻婆豆腐。そういえば、レビューでも「ピリ辛の和風な鶏そぼろといった印象か」と書きましたが、確かに、あれは麻婆豆腐の味に近いです。これは気づかなかった。

■「免疫力アップ」「疲労回復」など目的別のレシピ
レシピは「免疫力アップ」「疲労回復」「筋力アップ」「ダイエットサポート」「腸内環境改善」「アンチエイジング」「脳と心に効く」「骨粗しょう症予防」という8つの目的別に分けられています。

缶詰って、ジャンクフードで身体によくない印象を持っている人も少なくありません。でも、実は、違うんですよ。この本の中にも書かれていましたが、最も美味しく栄養豊富な時期の旬の食材を使って加工するから、その中身も当然美味しくって栄養豊富。だから、缶詰を使った料理は、身体にもいいんです。

魚など生鮮で買うとお高いものも缶詰ならリーズナブル。それを上手に使って、身体にいいものが作れるなら、そりゃ嬉しいこと間違いなし。ダイエットとか自分が気になる目的のレシピは、ついつい真剣に読み込んでしまいます。

■「作ってみたい」と思ったのは意外と少なかったかも
残念だったのは、自分が求める目的のレシピに作ってみたいと思えるものが少なかったことです。私の好みに合わなかっただけではありますが、ダイエットのレシピはどれも興味が持てなかったなぁ。

それから、表紙の帯の部分に「缶詰と発酵食品が出会ってヘルシー度UP!」と書いてあったのですが、発酵食品は使われていないレシピも多かったので、拍子抜けした気にはなりました。本の後半に申し訳程度に発酵食品の特長が書かれていましたが、正直言うと、唐突感が否めませんでした。

とはいえ、缶詰にひと手間加えるとガラリと様相を変える面白さが学べることは間違いなし。やっぱり缶詰は素晴らしい、と改めて思い至る一冊でした。

■読んだ缶詰本

からだにおいしい缶詰レシピ [ 今泉マユ子 ]